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TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 関西シリーズ第2戦

 2018 年4 月21 日(土)、22 日(日)春暖の候「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 関西シリーズ第2戦」が岡山国際サーキットにてOKAYAMA チャレンジカップのサポートレースとして開催された。


 今年度の関西シリーズのレーススケジュールは例年と異なり、3月に第1戦が鈴鹿サーキットで行われていた、当社は繁忙期につき3月の参戦は控えていたため、今回のレースが今シーズン初参戦の場となる。
 4月とは思えないほど気温が上がる気候となったが、エントリー台数は38 台になり、初出場の参加者も数名出てきており、昨年登場したばかりのVitz GR Racing package を使用して出場するチームも数台あり、3世代のヴィッツが入り混じりさまざまな見た目のマシンが入り混じった会場は、大いに盛り上がりが感じられた。 当チームも昨年12月のVitz 86/BRZ FUJI DreamCup 6Hour 耐久レース参戦時にクラッシュした、#170 号車を新型車に入れ替え、新たなGRRacing package にて出場し、数少ない真新しいマシンに少し注目されることとなった。


 11 時25 分、予選の時間が始まる、天候は晴天、そのため気温は25℃を超える暑さの中予選走行が行われた。38 台が順々にコースインし各車両タイムを競う、当チームも#170 村嶋選手、#291 東選手もコースイン、2 名は他のチームと違い練習走行が行えない状況からのいきなりの予選走行となり序盤は苦戦を強いられていた、一方同じネッツフクイレーシングからエントリーしている福岡鈑金塗装の#922 今年から参戦の福田選手は前日等の練習の成果により早い段階で高順位につける。#170 村嶋選手は新型車両に走りをうまく合わせることが出来ず予選のタイムはなかなか伸びない、#291 東選手は後半にタイムが伸びて来たが思ったようなタイムが出ない、各選手悪戦苦闘しながらタイムを伸ばそうと頑張るが20 分の予選走行時間が終了する。


 予選結果は#291 東選手は29 位、#170 村嶋選手34 位とタイムが伸び無かった上にコースイン時不注意にてペナルティを取られ2 グリッド降格処分を受けてしまう。ネッツ福井2 台が苦戦する中、#922 福田選手は8 位と高順位を獲得し、決勝レースの展開が期待される結果となった。


 予選後、#170 村嶋選手は大会事務局へ呼び出されペナルティーの内容等についての訓告を受けることとなった。その後は、翌日の決勝レースに向けて各チーム車両のメンテナンスを行う、当チームは当社の2台、及び1台とも不具合なく走行できている為、各部チェックやタイヤメンテナンスを行い、明日に備えることとなった。
 4月22日、10 時30 分より各車両の出走前点検がオフィシャルによって行われる、レース直前の車両チェックが終了すると、会場は一気に緊張感が高まってくるのが感じられる。 10 時50 分からはスタート進行が始まり各マシンがスターティンググリッドへ整列し、コースはスタート直前の張り詰めた空気が漂っていた。11 時5 分予定通りにフォーメーションラップが始まり、1周回って各車両再びグリッドに整列、シグナルが全灯から消灯に変わり、各車が一斉にスタートする、#170 村嶋選手は後方36 番グリッドから、#291 東選手は29 番グリッド、#922 福田選手は8番グリッドからスタートした。 #170 村嶋選手がスタートを決め、1コーナーに進入5 台を抜く好スタートを決めた、#291 東選手もそつなくスタート、しかし、#922 福田選手はスタート後、1コーナーから2コーナーの間で激戦の中複数の車両と接触、なんとかコース上に留まってはいるが、手厳しい洗礼を受けることとなった。


 

 序盤は各セッションで接近戦のバトルが行われる中、#291 東選手は着々と順位を上げていくが、周辺数台が団子状態となり混戦状態の中レースは進んでいく、そんな中、#922 福田選手のマシンがスタート直後の接触により部品が脱落し引きずりながら走行していたが、オレンジボール旗が提示され強制ピットインを余儀なくされ、上位の集団から離れることとなってしまった。 #170 村嶋選手も混戦の中前方車両の隙を突き順位を上げていく。 レース中盤に差し掛かり、強制ピットインにて簡易修理を終えた#922 福田選手がコースに復帰をするが、そのポジションはちょうど#291 東選手の混戦している集団に入っていく形になってしまう、ペースの速い選手が混ざることによりよりその集団の混戦は極めることとなる。 #291 東選手も必死に食らいつく中、他の選手のマシンが挙動を乱し危うく接触しそうな場面も見られた。 レースは終盤に差し掛かり#922 福田選手、#291 東選手がいる集団に後方の#170 村嶋選手のいる集団も迫ってくる、目まぐるしく順位が変化する展開、各選手気が抜けない状況のまま10 周を消化、各車両がチェッカーを受けレースは終了となった。
 今回も混戦のレース展開だったが、最終結果は#170 村嶋選手が38 台中29 位、#291 東選手が38 台中26 位、#922 福田選手は途中のピットインにより周回数が足りず38 台中38 位となってしまった。 予選時のペナルティによるグリッド降格処分のハプニングがあったが#170 村嶋選手がレース中に1 番順位を上げた選手に送られる「ベストパフォーマンス賞」を受賞することが出来た。


 今シーズン初のレースは新型車の投入、ペナルティによる降格処分、接触による強制ピットインなど波乱のあったレースであったが、受賞する場面もあり、結果「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 関西シリーズ第2戦」は学ぶことが多かったレースであった。


 次回の参戦予定はラリー競技での参戦、5 月27 日(日)「TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge 西シリーズ第3戦恐竜勝山」地元で開催される大会に昨年に引き続き参戦予定です。
 今後も引き続き活動を行っていきますので応援とご協力をお願い致します。

 

◯ レース中の様子


・天気は晴天、4月とは思えない暑さとなった。

・各世代のVitz が並ぶパドックは熱気に満ちている

・スターティンググリッドでは恒例の記念撮影、緊張感がありつつも良い雰囲気が出ていた。

 

 

 


・村嶋選手が賞を受賞、賞典のパラソルにご満悦の表情

 

 

 

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